大阪メトロ御堂筋線東三国駅より徒歩1分、大阪市淀川区東三国の『さかがみ耳鼻咽喉科』です。耳鼻咽喉科。丁寧で親しみやすい説明、処置を目指して日々診療しております。

みみの病気

みみの病気

みみの病気

突発性難聴

聞こえの神経細胞になんらかの障害が起こり、突然に聞こえが悪くなる病気です。症状として聞こえが悪くなる以外に、自閉感や、耳鳴、時にはめまいが生じることもあります。原因はわかっていませんが、これまでの研究から内耳循環障害や、ウイルス感染などが考えられています。また、ストレスが関与している可能性もあります。

治療の基本は、副腎皮質ステロイドの点滴または内服治療で、さらに内耳の循環を良くする血管拡張薬やビタミンB12などを併用します。治療は、1週間以内に治療を開始した場合に効果が高いとされており、早期の治療開始が重要です。

メニエール病

病態は、内耳のリンパ液が増加したことによるとされています。しかし、なぜリンパ液が増加するのかははっきりしていません。急に聞こえが悪くなったり、めまいがしたり耳が塞がった感じがして、症状は突発性難聴とそっくりです。最大の違いは突発性難聴の場合、症状が繰り返しませんが、メニエール病は繰り返すということです。

治療はリンパ液のむくみをとる利尿剤が中心となります。難聴がひどい場合は安静とステロイドの内服や点滴も必要となります。

良性発作性頭位めまい症

内耳には耳石という小さな石があり固定されています。それが何かのきっかけではずれて半規管の中を浮遊している状態と考えられています。そのために寝返りをうったり振り向いたりするとめまいが起こります。めまいは長くても1分以内でなくなります。この病気はめまいが起こりやすい方向に頭を振り向かせてわざとめまいを誘発させることを何度も繰り返すと、耳石がもとあった場所に戻り、徐々に良くなっていくと言われています。

診断にはまず眼振検査で頭の位置を変えたり、動かしたりした時の目の動き(眼振)を観察します。この眼振は、症状が治まっている時は認めないこともありますのでなるべくめまい症状がある時に受診することをおすすめします。

この病気は自然に治まることもありますが、当院では眼振検査を行い、耳石がどの半規管に入っているかを診断し、耳石を元の場所に戻す運動を指導しています。ご自宅でも継続して行ってもらうことで、耳石を元の位置に戻しやすくしていきます。

前庭神経炎

平衡感覚の神経である前庭神経が急性に障害を受けて激しい回転性めまいが起こります。

突発的な激しい回転性のめまい発作や嘔吐が数時間、持続的なめまいが3日程度、軽い浮動感・頭重感・回転感は数カ月持続します。めまい発作の7~10日前に、急性上気道炎などの感冒症状の既往がある場合が多いです。メニエール病に似ていますが難聴を伴いません。多くは1~3ヶ月で完全に回復します。前庭神経に部分麻痺が残った場合でも代償機能で平素のめまいは消失し、めまい発作が再発しやすい傾向はありませんが、急に頭を動かした場合や歩行時の動揺感が残る場合があります。治療は抗めまい薬、制吐剤などで対処療法を行います。

外耳道炎

耳の穴の炎症です。耳を触ると痛いときはだいたいこの病気です。初期は耳のかゆみだけですが、悪化すると耳だれや耳痛といった症状が出ます。耳掃除を頻回にしている人に多く、過度の耳垢取り、入浴や水泳後に綿棒等で必要以上に水分除去を行うことにより、外耳道の防御的分泌物が取り去られ、細菌が発育しやすくなります。

耳掃除をしばらく止めることと、抗生物質の内服・点耳薬や軟膏を使用します。

急性中耳炎

中耳に炎症が起き、耳痛や耳だれを認めます。耳と鼻は耳管という管でつながっているため、鼻が汚い時に鼻をすすったり、逆に強く鼻をかみすぎたりして発症します。進行すると中耳内に膿がたまり、難聴や、さらに鼓膜に圧がかかり激しい痛みを伴います。鼓膜が圧に耐えられなくなると、自然に穴が開いてそこから耳だれが出てきます。耳だれが出てきてしまえば痛みは徐々に消えてゆき、開いた穴も自然に塞がります。炎症は温まると悪化し、痛みが増すので、お風呂はしばらくシャワー程度にしてさっと入るようにして下さい。治療は、軽度の場合は抗生物質の内服、場合によっては鼓膜切開が必要となります。

慢性中耳炎

中耳に慢性の炎症があり、鼓膜が常に穴が開いている状態です。症状は難聴で、免疫力が低下すると、耳だれが出たり耳の痛みを感じる場合もあります。治療は抗生剤投与や耳洗浄を行います。手術を勧めることもあります。

真珠腫性中耳炎

難聴や耳だれ、悪化するとめまいなどの症状を引き起こします。骨を溶かしてしまう病気で、何年もほっておくと中耳のなかだけでなく、その周りの外耳道や内耳、さらには脳にまで進行することがあり、手術適応になることが多いです。

滲出性中耳炎

中耳に水が溜まり、自閉感や、難聴を自覚します。小児と高齢者に多い疾患です。感冒や、鼻疾患(副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎など)で鼻水が続くと、耳管(鼻と耳をつなぐ管)機能が障害されます。中高年では、まれに耳管周り(上咽頭)の腫瘍で滲出性中耳炎になることもあるので、内視鏡検査をすることがあります。

治療は原因になっている鼻疾患の治療と、鼻から耳管に空気を送って中耳内に貯まった液と空気を入れ替える治療をします。難聴の程度がひどい場合は鼓膜切開を行い、中耳内の滲出液を出すことになります。さらに鼓膜切開を何度しても再発するような場合は鼓膜にチューブをしばらく留置して滲出液がたまらないようにすることもあります。

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